メールが届かないトラブルの原因は、障害ではなくホスティング業者の倒産でした。
ITサポートでお付き合いのない法人様が、大慌てでトラブルが発生したので助けてほしいと依頼をいただきました。
詳しく聞くと朝から「メールが使えない」、「注文メール」が受信できず困っているそうです。
ヒアリングした断片的な情報からインターネットで検索したところ、ホスティング会社のホームページにはアクセスできるものの、電話など一切連絡が取れない状態になっているのが確認できました。
ネット検索すると、不吉な検索ワードが…
サービスページを見ても、障害やメンテナンスなどの情報発信も2022年から停止しており、数年前からサーバーは放置状態だったみたいで、長らくメンテナンスも行われていなかったようです。
更にネット検索を進めると、同じホスティング会社を使っている方のネット記事を発見しました。 これはどうも、「事業停止=倒産」したようです。
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ホスティング業者とは?
インターネット上でウェブサイトやメールサービスを提供する事業者のことです。ホームページを掲載するためのサーバーを管理・運営するサービスを行っています。
現在はGMOやさくらインターネットなど大手への集約が進んでいますが、20年近く前のインターネット百花繚乱の時代から続く中小零細の業者が、しぶとく生き残っているケースがあります。
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倒産の原因は不明ですが、資金不足からユーザーから集めた料金を適切にサーバー等の設備更新や技術者の教育、あるいは雇用に充てていなかったためと思われます。
お客様はメールが一切使えない状態となり、注文が受けられないだけでなく、社内連絡などのあらゆる業務が停止する事態となってしまいました。
今回のケースでは、ホスティングサーバーとメールサーバーだけでなく、インターネット上の看板であるドメインの管理も委託していたため、他社への移転作業も行えない、詰んた状態となりました。 ※ ドメインは一度失効すると半年くらい保留期間があるため、簡単には再取得できません。
事態が完全に行き詰まったため、業務の早期回復を優先し、既存メールアドレスの復旧を断念することに方針を決定し、新しいドメインを取得し、ホスティングサーバーも新規に契約して、メール関係のシステム全体を一から再構築することになりました。
今回のケースでは、コムデックやホームページ作成業者様から、「ホスティングサービスがあまりにも古いので、別の業者に変更したほうがよい」というアドバイスをさせていただいておりましたが、長年使っていて特に問題がなく、不便も感じなかったため、使い続けていたそうです。
インターネット(ホームページやメール)が利用できなくなると、営業、サポート、経理などの業務が全面的に停止してしまいます。
以下のような場合、先々事故が起こる可能性が非常高くなりますので、一度ご確認されることをお勧めいたします。
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10年以上同じホスティングサーバーを使い続けている
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<aside> 2️⃣
未だにPOPメールを利用している ➡️ クラウド化推奨!
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