最近、ネットワークに新しい機器を追加したことに起因するネットワーク障害が増加しています。
主な原因は、ネットワークに関する専門知識を持たない設置者が、安易に機器を接続してしまうことにあります。その結果、既存のネットワークのパフォーマンスに影響を与え、通信の遅延や切断といった問題を引き起こすことがあります。また、セキュリティのリスクも増大し、外部からの不正アクセスが容易になってしまうことも考えられます。
コムデックでは、ネットワーク機器を追加する際に気をつけるべきポイントについて、以下で詳しく解説いたします。ネットワークの安定性と安全性を保つためにも、ぜひ参考にしてください。
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IPアドレスは有限で利用できる範囲はDHCPサーバーの設定により決まっています。 勝手に設置をすると重複や不足によりネットワークに障害が発生する原因となります。 大前提の知識として、ネットワーク内への機器増設は管理者による許可(IPアドレス割り当て)が必要なのです!
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ネットワーク内へ機器を増設するにはIPアドレスやDHCPリース範囲といった基礎的なネットワーク知識と、ネットワーク管理者に対する確認が必要です。
しかし、最近では設置業者や担当者の中にネットワークの専門知識が不足している人が増えており、ネットワーク管理者への確認を怠って勝手に機器を設置した結果トラブルを引き起こす業者が増えています。
★以下の記載は実際にトラブルを引き起こした業者の実例です。 コムデックの主観となりますので、大袈裟に記載していることにご注意ください💦
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元々ネットワークに関する知識が不足している事務機屋さんが多く、適当においていく人が多すぎる.…印象です。
同時にスキャンの設定やパソコンへのプリンタードライバ設定も必要なのですが、総じて適当(過去の設定を確認しない)人が多いの注意が必要です。
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電気工事には詳しくても、ネットワークに詳しくない電気屋さんが勝手にネットワークレコーダーとカメラを設置して帰ってしまう事例があります。
作業前にネットワーク管理者に連絡する習慣がないのも特徴の一つで、後から設置されたことや、当日になって外部から閲覧するためのルーター設定であるポート開放を依頼されることも.…
レコーダーのパスワードが初期値「000000」のまま放置されていたため、マルウェアに感染しネットワークカメラが外部に勝手に公開されていた事例もあります。
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最近は意外な機器もネットワーク接続が必要になっています。
以前にはなかった自動釣銭機やセルフレジもWiFi接続が主流となっており、IPアドレスが必要となっています。これらの機器を設置する業者様は、設置だけ業務で委託された素人が訪問している場合もあり、特に知識が不足しているイメージがあります。
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iPadなどのモバイルデバイスを大量に導入した結果、DHCPサーバーのIPアドレス割り当て領域が不足し、ネットワーク接続が不安定になるトラブルが発生しています。
事前にDHCPサーバーの設定を適切に調整することが必要ですし、Wi-Fi環境の整備も同時に検討し、アクセスポイントの増設や帯域幅の拡大も考慮に入れる必要があります。
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WiFiの普及により、気軽にネットワークに機器を追加できるように感じるかもしれませんが、実際にはネットワークへの機器追加は慎重な管理と計画が必要です。ネットワークの安定性とセキュリティを維持するためには、専門知識を持つ管理者の監督下で機器の追加を行うことが不可欠となります。
コムデックでは、お客様のネットワーク管理者として様々な業者様との調整、折衝を代わって行うサービスとして「COMDEC IT環境サポート契約」を提供しておりますので、未加入のお客様は是非ご検討ください!
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