「.XLS」や「.DOC」といった拡張子、いまだに見かけることはありませんか?
ExcelやWordでおなじみのこのファイル形式、実は約20年前(2007年)に新しい形式が登場した旧形式です。それにも関わらず、今なお現場では当たり前のように使われている場面が多くあります。
コムデックでは、クラウドストレージで共有されているファイルを開いたときに「互換モード」「このファイルは編集の一部機能が制限されています」といった警告を目にすることが少なくありません。
この旧形式ファイル、実は業務効率やセキュリティ、共同作業の面でさまざまなトラブルの火種になっているのです。
「昔からこのテンプレートを使ってるから」と、拡張子が .xls や .doc のまま保存されているファイル。何も問題がないように見えますが、実は以下のような不具合の原因になります:
<aside> 💡
こうした旧拡張子は、2003年以前のOffice形式(バイナリ形式)にしか対応しておらず、最新のOffice環境やクラウド共有環境と完全な互換性がありません。その結果、今のクラウド中心の働き方では不都合が増えているのです。

意外と見落としがちなのが、「昔作ったテンプレートファイル」がいまだに .xls や .doc 形式のままになっているケースです。
たとえば:
これらを毎年複製して使っているうちに、古い形式のまま延々と使い回され肥大化がス進んでいる…というパターンが非常に多く見られます。
このようなテンプレートを最新形式で保存しなおすだけで、ファイルサイズが大幅に軽くなったり、クラウド上での挙動が安定したりすることもあります。
つまり、クラウド時代のファイル運用には明らかに旧形式は不向きなのです。一見して小さな問題に見えても、積み重なると業務全体の生産性に大きく影響します。